麦芽粕ができるまで
麦芽粕とは、ビール醸造の工程で生まれる麦芽の粕のこと。
現在はそのほとんどが産業廃棄物として処分されていますが、実は栄養も食物繊維も豊富に含まれており、肥料や飼料に使ったり、調理して食べることもできます。
ここでは、麦芽粕がどのようにできるのかをご紹介します。
-
1. マッシング
約60度のお湯に麦芽を入れ、温度をキープしながら1時間ほど煮込みます。こうすることで、麦芽の中にある糖分がお湯の中に溶け出します。
-
2. 濾過
麦芽の粕を濾過し、麦汁を別の容器へ移動させます。
(ここで麦芽粕ができます!) -
3. 煮沸
麦汁を沸騰させ、香りや苦味を加えるためにホップを投入。60分から90分ほど沸騰させます
-
4. 発酵
沸騰させた麦汁を20度まで冷却し、イーストを入れ発酵させます。3日ほど経つと若いビールが誕生。さらに1か月ほど冷蔵庫で熟成させて完成です。